センタリング
サスペンションシステム
①アセスメント(現状の確認)
足の形や状態、脛の湾曲、ひざの位置、ブーツの痛い箇所やゆるい箇所など、お客様の状況やニーズを把握して、インソールの種類を決めて、ブーツチューンナップの方針を決定します。
②ブーツのセンタリング
まず、お客様の足がスキー板の中心軸上に真っすぐに向いた状態で板の上に立てるように、足の中止軸とブーツの中心軸、スキー板の中心軸が一致するようにブーツを加工します。
③インナーブーツの調整
センタリングでスキーブーツを調整するだけではインナーブーツとシェルの間に余分な隙間があったり窮屈だったり、問題が残っています。インナーブーツも足に合わせて加工します。
④ブーツカフ調整
センタリングが終わった状態でシェルにインソールを入れて立ってもらいます。
このときにすねとシェルの隙間が均等になるようにブーツのカント調整機能やパッドを使ってカフ調整します。
⑤膝位置とフラットの確認
カント測定器を装着して雪面にフラットに立てているかを確認します。
続いて左右のひざの位置を確認します。
この時点で問題があるようなら再度②から④の工程をチェックします。
⑥アフターフォロー
実際に雪上で滑ってもらい、痛みやゆるみなどフィッティングの問題がある場合は再調整します。時間がたつとインナーブーツも馴染んできます。骨格も変わるのでアフターフォローが大切です。
ブーツはまず第一にできる限り効率よく、スキー板に力を伝えなくてはなりません。その力は時には強く、時には微妙なものです。第二にスキーに要求される動きをとおして、できる限り最高のバランスで体をサポートしなくてはなりません。
スキー板に力を伝えるためにはブーツの強さが必要です。けれどもその硬い構造が良くも悪くもアライメントを決めてしまします。このことはスキーをするという動作において、スキーブーツは敵にも見方にもなるということです。
スキーブーツを味方につけるためには個人個人の体のバランスに合わせてスキーブーツをチューンナップする必要があると考えます。
バランスを保っていれば「次に何をするか」自分で選択することができます。逆にバランスを崩していれば次の動きにかかるのが後回しになります。まず最初にバランスの問題に対処しなくてはなりません。
手と腕を腰から肩の高さまで上げるのに約0.3秒かかります。この時間で
ダウンヒルなら8メートル、ジャイアントスラロームなら5メートル、スラロームでも3メートル進みます。
この間に次の動きができるのとバランスを崩して対処するのでは大きな差ができてしまいます。バランスの取れたブーツがいかに大切かわかるでしょうか。
個人個人の足型は千差万別です。足型に合わせたオーダーインソールは心地よいフィット感をもたらしてくれます。
ところが一方で、はとんどのヒトの足はゆがんでしまっています。ゆがんだ足型をコピーして足をサポートするのではゆがんだ状態で固定してしまうことになると考えています。
また、スキーの操作には、瞬間的に強い力を板に加える必要があれば、時には雪面をなでるような微妙なエッジコントロールが必要になります。
そのためには立方骨を支えて、足のゆがみを改善して、微妙な足裏感覚のコントロールができるBMZインソールを使ってブーツチューンをしています。
BMZスキーインソール
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